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ずっと内緒にしてたけど、いつも君を思っています。
知らぬ顔をしてたけど、いつも君を思っています。
本当は、本当は、いつも君を思っています。
君のその晴れ渡った空のような 偽りのない生き方が好きです。
君のその果てしない海のような 抱え切れない優しさが好きです。
髪を切りすぎた日は、君に会うのが恥ずかしかった。
君の横顔をこっそり見たりしてた
嫌われたらどうしようなんと思ったりしてた。
どんな色が好き?
どんな歌が好き?
どんな服が好き?
どんな髪型が好き?
どんな人が好き?
本当は聞きたかった。
君が隣にいる。
すぐ聞こえるところにいる。
でも声に出しては言いません。
心の中で言います。
君が好き
君が好き
君が好き
百回好き
千回好き
何回言っても 君が好き
今 夜が終わる、空が明けていく
カーテンの隙間からはみ出した朝の光が
この手紙の上に落ちています。
ほんのちょっと指を伸ばすだけで
すぐそこにある気がして 笑ってしまいます。
すぐそこにあって 触ってしまう気がして ドキドキしてしまいます。
こんな近くに愛が落ちてる。
流れ星に願うことはありません。
魔法のランプに願うこともありません。
夢はいらない、願うこともない
ただ君のそばにいたいんです。
だから、離さないでください
本当は強くないんです。本当は寂しがりやなんです。
だから、離さないでください
離さないでいてください
いつか見つかってしまうかな
君に見つけられてしまうかな
そう思って いつもドキドキしていた。
大切な宝物を隠した 子供みたいのこんな気持ち
ずっと内緒にしてたけど、いつも君を思っています。
知らぬ顔をしてたけど、いつも君を思っています。
本当は、本当は、いつも君を思っています。
--From『猟奇的な彼女』第十回 凛子のラブレター--
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