Angel＊kana

　
　


きっと　きっと　だいじょうぶ

　　　　　　　　　　　　　　　　　えとことば
　　　　　　　　　　　　　　　　　　国栖晶子



朝がきて　目が覚める
いつものように　１日が始まる
あたりまえのこと…　だと　思ってた…
時の流れに　身をゆだね…
追われつつも……
頑張れば　それなりに　形になるって　思ってた
大切な家族があって
小さいながらも　くつろぐ家がある
元気のない日も　あるけれど…
たとえば　こんな　気分転換
１日が過ぎていく　あたりまえのように
そう…
あたりまえのように…　過ぎていく…はずだった
だけど……
突然！！…ということは　起こりうるもの
あたりまえのことが……
あたりまえじゃなくなる…現実

世の中には　もっと　もっと　大変は人たち
いっぱい　いるよね
苦しんでいる人たち　いっぱい　いるよね
これくらい　とっても　ちっぽけな
ことなのかも　しれないけれど…
自分の中では　大きなことだった
それをも許容できる　強さはなく
とてつもない　不安とあせり…
完成しない　モノクロームのジグソーパズルの中に
はまりこんでしまったような日々…

だけど　ある日
水をやり忘れていた　プランターから
小さな芽がでているのに　気がついた
枯れそうだった　木の枝に
つぼみの赤ちゃん　見つけたよ
みんな　精一杯　生きている
心のすきまに
やわらかい風が流れた
だいじょうぶだよ！！
信じようよ！！
だって　寒い冬のあとには
必ず　暖かい春がやってくるんだもの
起きてしまった現実に　くよくよするより
これからも　どうしていけばいいのか
考えることが　大切なのかもしれない
もちろん　ひと言で　言えるほど
かんたんなことじゃないけどね…
ゆっくりだっていい……
立ち止まったっていい……
できる範囲で　かまわないから……
前を向いて　歩いていこうよ
決して　あせらずに……
決して　あきらめずに……
そうすれば…
きっと何かが見えてくる
きっと　きっと　見えてくる
大切な　人たち…
大切な　時間…
この広い空の下に　存在している自分
そして…
あたりまえにできる
日常のひとコマ　ひとコマに
心の深から　感謝すること…
そう…
ひとつ　ひとつが　見えてくる
信じていれば　だいじょうぶ
きっと　きっと　だいじょうぶ